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九州平定 (日本史)[きゅうしゅうへいてい]
九州平定(きゅうしゅうへいてい)は、九州地方における敵対勢力を討って服属させること、あるいは、それにより平和な状態をつくりだすこと。九州征伐(きゅうしゅうせいばつ)とも称する。日本の歴史においては、九州停戦命令(惣無事令)にもとづいた豊臣秀吉による九州平定戦(九州平定)が特に有名である。 == 「九州」の平定 ==
「九州」とは、「九国」(くこく)とも呼称し〔『平家物語』には「鬼界ヶ島」に流罪となった俊寛の言葉として「ゆるされなければ都までこそかなはずとも船に乗せ、せめて九国(くこく)の地まで」と記されている。〕、本来は西海道のうち筑前国・筑後国・肥前国・肥後国・豊前国・豊後国・日向国・大隅国・薩摩国の9か国(壱岐国・対馬国などを含まない九州島本土を主とする地域)を指す用語として成立した。したがって、景行天皇がのちの西海道方面を平定して巡幸したという『日本書紀』収載の説話について「九州」の地名を用いることは、この説話が令制国成立以前であることを考慮すれば、適切でないこととなる〔ただし、国土交通省のページ〈国土交通省UJIターン支援サイト「熊本県御船町」 〉では「景行天皇の九州平定ご巡幸」という語句が使用されている。〕。
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